「保守契約は毎年お金がかかる。壊れたときだけ直してもらうほうが安いのでは?」——飲食店のオーナーさんから、よく聞く疑問です。たしかに、1年間なにも壊れなければ、都度修理のほうが出費は少なく見えます。
ただ、比べるべきは「修理代」だけではありません。厨房機器が止まったときには、請求書に出てこないコストがいくつも発生します。ここでは、保守契約と都度修理を年間で比べるときの考え方を整理します。
この記事のポイント
1比べるのは修理代だけでなく、営業停止・食材ロス・急ぎの手配まで含めた年間の総額
2機器の台数が多い・年式が古い・止まると営業できない店ほど、保守契約が向いている
3全部を契約にする必要はない。止まると困る機器から対象にするのが現実的
「都度修理」と「保守契約」の違い
まず、2つの考え方の違いを並べてみます。
壊れたら都度修理
- 壊れなければ出費はゼロ
- 壊れたらその都度、業者を探して呼ぶ
- 出張費・作業費・部品代を毎回払う
- 止まってから気づくので、営業中に困りやすい
保守契約
- 毎年、決まった費用がかかる
- 定期点検で弱りかけた所に先に気づける
- 故障時の連絡先が決まっていて、話が早い
- 修理や買い替えを計画的に決めやすい
どちらが正解というより、お店の状況によって得になる方が変わる、というのが実際のところです。
都度修理で見落としがちな「見えないコスト」
都度修理の出費は「修理の請求額」だけに見えますが、実際には次のようなコストが重なります。
とくに冷蔵庫・製氷機・食洗機のように止まると営業そのものに響く機器は、修理代よりこうした損失のほうが大きくなることも珍しくありません。止まったときの損失の考え方は、厨房機器が止まると損失はいくら?で詳しく整理しています。
年間で比べるときの考え方
保守契約と都度修理を比べるときは、次の項目を1年分で並べてみると判断しやすくなります。金額は機器や状態で大きく変わるので、ご自分のお店の数字を入れて考えてみてください。
| 比べる項目 | 都度修理 | 保守契約 |
|---|---|---|
| 毎年の固定費 | なし | 契約料 |
| 故障したときの出張費・作業費 | その都度かかる | 契約内容によっては含まれる |
| 部品代 | その都度かかる | 多くの場合は別途 |
| 止まったときの損失 | 止まってから気づくぶん大きくなりやすい | 前ぶれで気づければ小さくしやすい |
| 業者探しの手間 | 毎回かかる | 連絡先が決まっている |
修理代そのものの目安は厨房機器の修理費用の相場、保守契約の費用の考え方は保守契約の相場は?にまとめています。
保守契約が向いているお店・都度修理でもよいお店
判断の目安を、流れで整理するとこうなります。
保守契約が向いているお店
- 冷蔵庫や製氷機が止まると営業できない
- 機器を使い始めて年数がたっている
- 夏場に冷えが弱くなったことがある
- メーカーの違う機器が何台もある
- 故障のたびに業者探しで困った
- 修理か買い替えかを計画的に決めたい
反対に、機器が新しくメーカー保証の期間内で、台数も少ないお店なら、すぐに保守契約を結ばなくてもよい場合があります。そのときも、故障したときに頼める連絡先だけは先に決めておくと安心です。
「全部を契約」でなくてもいい
保守契約は、店内の全機器を対象にしなければいけないわけではありません。止まると一番困る機器、年式が古い機器から対象にすれば、費用を抑えながら「止まったら困る」リスクを下げられます。契約で何をしてもらえるかは保守契約で何をしてくれる?、そもそも必要かどうかは厨房機器のメンテナンス契約は必要?も参考にしてください。
保守契約か都度修理か、迷ったら当社へご相談ください
豊翔メンテナンスサービスは、愛知県小牧市を拠点に、愛知・岐阜・三重の飲食店の厨房機器を保守・修理しています。業界歴15年、メーカーを問わず冷蔵庫・製氷機・食洗機・ガス機器などを見ています。業務用エアコンは洗浄のみ承っています。
「うちの店は契約したほうが得?」「この機器だけ見てほしい」といったご相談も歓迎です。機器の台数や年式をうかがって、必要な範囲だけをご提案します。お電話・Webでのご相談は無料です。料金はサービス・料金をご覧ください。


