開業して何年かたつと、冷蔵庫や製氷機、食洗機のメーカー保証が次々に切れていきます。保証期間中は「何かあればメーカーに電話すればいい」と思えていたのに、切れたとたんに、どこへ頼めばいいのか、費用はどうなるのかが気になりはじめる方は多いはずです。

この記事のポイント

1保証が切れると、修理費はお店の負担に。しかも機器はちょうど汚れや消耗が出てくる時期

2その後の選択肢は都度修理・メーカーの有償保守・専門業者の保守契約の3つ

3保証が切れる前に状態を見てもらい、点検の担い手を決めておくと空白期間ができない

保証の期間や範囲は、メーカー・機種・購入のしかたで違います。まずは手元の保証書で、機器ごとの期限と対象を確かめるところから始めてください。

保証が切れると何が変わるか

保証期間中でも、無償で直してもらえるのは保証の条件に当てはまる故障だけです。使い方による故障や消耗品は、対象外になることがよくあります。それでも、困ったときの頼み先が決まっていたのは大きかったはずです。保証が切れると、その頼み先がなくなります。

保証が切れた後、何もしないと

  • 修理費はすべてお店の負担
  • 故障してから頼み先を探す
  • 点検に来る人がいない
  • 弱っていても気づくのが遅れる

切れる前に備えておくと

  • 故障時にすぐ連絡できる先がある
  • 定期点検で弱りに早く気づける
  • 修理を定休日などに予定できる
  • 修理か買い替えかを落ち着いて選べる

保証が切れるころに出てきやすい不調

保証が切れるころの機器は、毎日の運転で汚れや消耗がたまってきています。不調が目に見えはじめるのも、だいたいこの時期です。

冷蔵庫・冷凍庫放熱フィンの詰まりで冷えが弱る。ドアパッキンの傷み
製氷機水あかで氷が減る・形が崩れる。給排水の不具合
食洗機ノズルの詰まりで洗浄力が落ちる。温度が上がりにくい

どれも、いきなり止まるより先に「なんとなく調子が悪い」段階があります。その段階で気づけるかどうかで、営業への影響が大きく変わります。前ぶれの見つけ方は厨房機器が壊れる前のサインにまとめています。

保証が切れた後の3つの選択肢

保証が切れたあとの付き合い方は、大きく分けて3つあります。どれが正解というより、お店の機器の数や年式、止まったときの痛手の大きさで選ぶものです。

選択肢 中身 向いているお店
壊れたら都度修理 故障のたびに業者を呼ぶ 機器が少ない・止まっても代わりがある
メーカーの有償保守・延長保証 メーカーや販売店のプランに入る 同じメーカーの機器がほとんど
専門業者の保守契約 定期点検+故障時の対応をまとめて頼む メーカーがばらばら・止まると営業できない

都度修理は、契約の費用がかからない代わりに、故障が重なった年の出費が読めません。冷蔵庫が営業中に止まれば、修理費に加えて食材の廃棄や売上の取りこぼしも出ます。止まったときの損失の考え方は厨房機器が止まると損失はいくら?で整理しています。

メーカーのプランと専門業者の保守契約の違いは、保守契約、メーカーと専門業者どっちが安い?で比べています。冷蔵庫はA社、製氷機はB社というようにメーカーが混ざっているお店では、窓口を1つにまとめられる専門業者のほうが管理は楽になります。

保証が切れる前にやっておきたいこと

保証の期限は、気づいたときにはもう過ぎていた、ということがよくあります。期限が来る前に、次のことを済ませておくと安心です。

保証が切れる前のチェック

  • 機器ごとの保証期限を一覧にする
  • 保証書と購入時の書類を一か所に保管
  • 型式・製造番号を控えておく
  • 気になる症状は期限内にメーカーへ
  • 保証の対象と対象外を確認する
  • 故障したときの連絡先を決める
  • 点検を誰に頼むか決める
  • 点検・修理の記録を残す

特に、異音や冷えの弱りなど「気になっているけれど使えている」症状は、保証が残っているうちにメーカーへ相談しておくのがおすすめです。保証の対象になるかどうかはメーカーの判断ですが、期限が過ぎてからでは相談の余地もなくなります。

保証が切れた機器の修理を頼むとき

保証が切れた機器の修理を業者に頼むときは、機器の種類とメーカー、型式、使いはじめた時期、症状がいつからどう出ているかを伝えると、原因の見当がつけやすくなります。型式は機器の側面や扉の内側にある銘板に書かれていることが多いので、写真を撮っておくと電話でも話が早く進みます。

年数がたった機器では、部品の入手に時間がかかることもあります。修理で直すか、買い替えるかの判断が必要になる場面も増えてきます。故障してから慌てて決めるより、点検で状態を知っておいたほうが、予算の準備も含めて落ち着いて選べます。

保守契約に切り替える流れ

保守契約を考えるなら、保証が切れるタイミングに合わせて始めると、機器を誰も見ていない期間ができません。

期限を確認機器ごとの保証期限を一覧に
期限内に相談気になる症状はメーカーへ
点検で状態を把握弱っている所と優先順位
保守を開始止まると困る機器から対象に

すべての機器を最初から対象にする必要はありません。冷蔵庫・製氷機など止まると営業できない機器、使用頻度の高い機器から始めれば、費用を抑えながら大きな故障のリスクを下げられます。点検で何を見るかは保守契約で何をしてくれる?をご覧ください。

保証が切れた厨房機器の点検・修理は当社へご相談ください

豊翔メンテナンスサービスは、愛知県小牧市を拠点に、愛知・岐阜・三重の飲食店で厨房機器の保守・修理をしています。業界歴15年、メーカーを問わず、冷蔵庫・冷凍庫・製氷機・食洗機・ガス機器などを見ています。業務用エアコンは洗浄のみ承っています。

「保証が切れたけれど、どこに頼めばいいか分からない」「保証期限がばらばらの機器をまとめて見てほしい」といったご相談に対応しています。機器の台数や年式をうかがって、どの機器から保守の対象にするかをご提案します。費用は機器や状態で変わりますので、料金の目安はサービス・料金をご覧ください。お電話・Webでのご相談は無料です。