居抜き物件の厨房機器は、機器ごとに見るべきポイントが違います。ここでは、代表的な機器について「使えるかどうか」を見極めるチェックポイントを、機器別に整理します。

この記事のポイント

1冷蔵庫は設定温度までしっかり下がるかが一番大事

2製氷機は衛生、エアコンは油煙汚れ、ガス機器は炎の色とガス臭に注意

3「あと何年使えるか」は自分では判断が難しい。まとめて診断を受けると安心

冷蔵庫・冷凍庫冷え・霜・パッキン・水漏れ
製氷機氷の量・内部の汚れ・給排水
業務用エアコン効き・水漏れ・におい・汚れ
ガス機器点火・炎の色・バーナー・ガス臭

業務用冷蔵庫・冷凍庫

冷蔵庫・冷凍庫のチェック

  • 設定温度までしっかり下がるか(一番大事)
  • 異音・振動がないか
  • 霜のつき方・ドアパッキンの状態
  • 庫内やドレンの水漏れ
  • 年式・メーカー(部品供給が続いているか)

冷えが弱い・霜が異常に多いのは、冷却系統の不調のサインのことがあります。

製氷機

  • 氷ができる量・スピード
  • 内部の汚れ・水あか・ぬめり(衛生面)
  • 給排水まわりの水漏れ

製氷機は衛生に直結します。内部が汚れている場合は、清掃や点検が必要です。

業務用エアコン

  • 効き(設定温度になるか)
  • 水漏れ・におい(カビ臭)
  • フィルター・内部の汚れ

飲食店のエアコンは油煙で汚れやすいため、居抜きでは内部の状態に注意が必要です。

ガス機器

危険なサイン

  • 炎が赤い(不完全燃焼のサイン)
  • ガス臭・異音がある
  • 点火しない
  • バーナーの汚れ・目詰まり

正常な状態

  • 炎の色が青い
  • きちんと点火する
  • ガス臭・異音がない

炎が赤い・ガス臭いのは危険なサインです。無理に使わず、点検を。ガス臭いときは、すぐ使用を中止し、ガス会社・消防へ連絡してください(厨房がガス臭いときの対処法)。炎の色についてはガス機器の炎が赤い原因で詳しく解説しています。

共通で見るポイント

項目 見る理由
年式・メーカー 部品が手に入るか
過去の故障・修理の形跡 同じ故障を繰り返していないか
設置環境 放熱スペース・換気が確保されているか

自分で全部判断するのは難しい

これらは専門的な視点がないと判断が難しい項目です。とくに「あと何年使えるか」は、プロでないと見えません。開業前にまとめて診断を受けておくと安心です。

内見製造年・汚れ・リース品かを自分で確認
契約動かなかった場合の扱いを決める
引き渡し後に診断電気・水道・ガスが使えるようになってから

内見のときは電気・水道・ガスが止まっていたり、機器が外されていたりして、動作を確かめられないことがほとんどです。機器の診断は、物件の引き渡し後に行います。

機器の見極めは当社にご相談ください

当社は厨房機器のプロとして、居抜き物件の機器の診断を機器別に対応しています(物件の引き渡し後、電気・水道・ガスが使えるようになってから。内見への同行や、契約前の動作確認は行っていません)。「この冷蔵庫、大丈夫?」「このガス機器、赤火が気になる」——気になる機器だけでもご相談ください。お電話・Webでのご相談は無料です。

開業支援の詳細はこちら/居抜きの厨房診断について。愛知・岐阜・三重で対応しています。