居抜き物件は、前のお店の厨房機器がそのまま残っているのが魅力です。ただ、内見の段階で「この機器は動くか」を確かめるのは、ほぼできません。だからこそ、内見・契約・引き渡しのそれぞれで、やることを分けて考えるのが失敗しないコツです。

この記事のポイント

1空き物件は電気・水道・ガスが止まっていることが多く、内見で動作は確かめられない

2内見では製造年・汚れ・持ち主を見て、契約で「動かなかった場合」を決めておく

3動作の確認は引き渡し後、開業準備の前に1台ずつ

内見目で見て分かる範囲を確認
契約動かなかった場合の扱いを決める
引き渡し後1台ずつ動かして確認
仕分け使う・直す・入れ替える

なぜ内見では動作まで確認できないのか

ライフラインが止まっている空き物件は電気・水道・ガスが止まっていることが多く、電源を入れられない
つながっていない機器が取り外されて置いてあるだけのこともあり、配管や電源につながっていない
時間がかかる冷蔵庫や製氷機は、冷えるまで・氷ができるまでに時間がかかる

見た目がきれいでも、実際に動かしてみないと分からないのが厨房機器です。内見で「動きそう」と判断するのは危険です。

内見のときに見ておくこと(自分でできる範囲)

内見で見ること

  • 製造年:銘板(ラベル)で確認。年数がたっているほど故障や部品切れのリスクが上がる
  • 汚れ・サビ・水漏れの跡:床や機器の下にシミがないか
  • 厨房の設備:200Vのコンセント、ガスの種類、給排水やグリストラップの位置
  • 機器の持ち主:リース品や前のオーナーの持ち物が混ざっていないか

→ 内見のチェックリストはこちら

契約のときに決めておくこと

動作を確認できないまま契約することになるので、「動かなかった場合にどうするか」を契約の条件で決めておくのが大切です。造作譲渡(前のお店の設備を引き継ぐこと)の金額や、故障していた場合の扱いを、不動産会社や前のオーナーと確認しておきましょう。

→ 造作譲渡の注意点はこちら

引き渡しのあとに、動作を確認する

電気・水道・ガスが使えるようになったら、開業準備に入る前に、機器を1台ずつ動かして確認します。ここで「そのまま使える/修理する/入れ替える」を仕分けておくと、開業直後の故障や、予算の組み直しを防げます。

機器 引き渡し後に確かめること
冷蔵・冷凍庫 設定温度まで下がるか、異音・霜・水漏れ
製氷機 氷ができるか、量とスピード、内部の汚れ
ガス機器 点火するか、炎の色(赤い炎は要注意)
エアコン 冷暖房の効き、水漏れ、におい
食器洗浄機 洗浄・すすぎの温度が上がるか

→ 機器別の見極めはこちら、入れ替えの優先順位はこちら、点検を頼むタイミングはこちら

引き渡し後の機器診断はご相談ください

当社は厨房機器のプロとして、居抜き物件の引き渡し後の機器診断に対応しています。1台ずつ動かして状態を確かめ、使える機器・修理する機器・入れ替える機器を整理してご提案します(内見への同行や、契約前の動作確認は行っていません)。

お電話・Webでのご相談は無料です。開業支援の詳細はこちら。愛知・岐阜・三重で対応しています。