居抜き物件でよく出てくるのが「造作譲渡(ぞうさくじょうと)」という言葉。内装や厨房設備を前のお店から引き継ぐ代わりに支払うお金のことです。ここを理解しておかないと、相場より高く払ってしまうことも。考え方と注意点を整理します。

この記事のポイント

1造作譲渡は、内装・厨房機器などを前のお店から引き継ぐ代わりに支払うお金

2決まった相場はなく、その金額に中身が見合っているかで判断する

3内見では動作まで分からないため、動かなかった場合の扱いを契約で決めておく

造作譲渡とは

前のお店が残していく内装・厨房機器・什器などをまとめて譲り受けること、そしてその対価(造作譲渡料)を指します。

良い面

  • 内装や機器を一から用意しなくていい
  • 初期費用を抑えられる

注意したい面

  • 中身に見合わない金額だと、かえって割高になることも

造作譲渡料の「金額の考え方」

造作譲渡料は、内容によって大きく幅があり、決まった相場はありません。判断のポイントは「その金額に、中身が見合っているか」です。

機器が使えるか使えないなら価値は下がる
機器の年式・状態製造年は銘板で確かめる
内装の状態内装の状態・グレード
業態に合うか自分の業態で活かせる設備か

とくに厨房機器は「使えるかどうか」で価値が大きく変わります。動かない機器が含まれていれば、その分は差し引いて考えるべきです。

契約前に確認したい注意点

契約前の確認リスト

  • 譲渡される設備の一覧(何が含まれるか)
  • 厨房機器が本当に使えるか(内見では動作まで分からないため、動かなかった場合の扱いを契約で決めておく)
  • リース品が混ざっていないか(リースは引き継げないことがある)
  • 撤去が必要なものはないか
  • 原状回復の範囲

内見で見ておきたい場所は居抜き物件の内見で厨房のどこを見る?にまとめています。

「機器が使えるか」で価値が変わる

造作譲渡料が妥当かどうかは、厨房機器の状態しだいです。ただ、内見では電気・水道・ガスが止まっていて、動作まで確認できないことがほとんど。製造年(銘板)や汚れ、リース品かどうかを確認し、動かなかった場合の扱いを契約で決めておくのが現実的です。

内見製造年・汚れ・リース品かを確認
契約動かなかった場合の扱いを決める
引き渡し電気・水道・ガスが使えるように
診断残った機器が使えるかを確かめる

機器をそのまま使うか入れ替えるかの判断は居抜きの厨房機器、費用の考え方も参考にしてください。

引き渡し後の厨房診断はご相談ください

当社は厨房機器のプロとして、居抜き物件の機器の診断を得意としています。引き渡し後の「残った機器、このまま使える?」という段階で、お気軽にご相談ください(内見への同行や、契約前の動作確認は行っていません)。お電話・Webでのご相談は無料です。

開業支援の詳細はこちら/居抜きの厨房診断について。愛知・岐阜・三重で対応しています。